HONDA SB1 CIVIC 1200RS

シビック
1974年式 HONDA SB1 CIVIC 1200RS

現在でもホンダの人気車であるシビック。このシビックの初代 SB1は1972年に登場し、スポーツモデルのRSは1974年に追加された。 前輪駆動方式を採用した直列4気筒エンジンのFF車となっている。当時としては斬新な台形型のデザインをしたボディが特徴的な車である。初代シビックシリーズは、第一次オイルショックやアメリカにおける環境保護の一環としてのマスキー法の制定を背景に、ホンダが開発した低公害エンジン・CVCC を搭載し、世界的に見ても相当 な人気を博したことでもその名を知られる。今回用いた車はこのシビックの初となるスポーツモデル「ホンダ SB1 シビック 1200RS」だ。

 弊プロジェクトでは3台の SB1 シビック 1200RS(学園シビック、オレンジシビック、赤シビック) を保有している。その内北海道の吉川様からご寄附いただきホンダ学園名義になっているシビック(通称学園シビック)は、昨年度 レストア、ラリー車への改造を実施し、国内で THE 銀座 RUN、新城ラリーに参加した。海外では Targa Rotorua に参戦する予定だったが、直前の車検でロールケージの規定不適合を指摘されたため、第6期で製作したスペアカーの通称オレンジシビックにサスペンションやパワートレインなどすべてを移し替え、オレンジシビックが Targa Rotorua に参加した。このため、学園シビックが海外イベントで走るのは初となる。